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X-MEN:ファースト・ジェネレーション


X-Men Character Likenesses TM & (C) 2011 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and (C) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

わけあって一か月以上映画断ちしてましたが7月から勝手に解禁しました(笑)。 まずはみなさんに薦められた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を観てきました。 原題は「X-MEN: FIRST CLASS」です。 乗り物のファーストクラスで有名なフレーズですが、そのままなら、一流とか一級とか一等とかの意味ですね。 first-class student で優等生という意味もあります。 内容的には最初の授業という意味もあるのかもしれません。

あらすじは、
裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は強力なテレパシーを使うことができるミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリック(マイケル・ファスベンダー)と出会う。彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。(シネマトゥデイ)

映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」オフィシャルサイト
http://movies2.foxjapan.com/xmen-fg/

私はシリーズ全部観ていますが、これを初めて観る人でも、問題なく楽しめます。 もちろんその後を知っているからこそ、若いころはこうだったんだとか、こんなエピソードがあったんだとかいうことはありますが、私自身、最初の二つを忘れかかっていたけれど、まあ、大丈夫でした(笑)。

ミュータントとして差別されたり奇異に見られたりすることから逃れるために、影に隠れて生きてきた人と、それを表に出してきた人。 また、その特殊な能力を、自分の私利私欲のために(一般論の)悪いことに使おうとする人と、他人のために正義のために使おうとする人と、さらにそこに、差別や奇異から恐怖を覚えた普通の人類の関わりが描かれています。

テンポのよい展開で飽きる暇などありません。 また、ミュータントの人たちのキャラクターが、その能力に合っていて面白いです。 若い人たちと年上お年寄りでの全体の雰囲気も両極端、アメリカとロシアでも両極端なのも対比になっていて面白いです。

そんな、ミュータント同士、人間とミュータント、人間同士という関わりを、当時の時代背景と重ね合わせて上手に表現しています。 ちょっとBLっぽいところもあったりするのは、ミュータントが性別をも超えているところがあるからかも(笑)、もちろん、アメリカ的な人種差別の問題や、ゲイなどの性的なマイノリティの問題なども当然示唆しているのでしょう。

どんな能力でも練習は必要だということ、スポーツ選手のように鍛えていかないと実践では使えない。 また、BLはともかく、淡い青春映画みたいなところもあって、まさにファーストクラスでした。

超能力あっての主人公たちなので、普通の人間が、何か弱っちい感じに見えてしまいます。 人間がえばっていたのに、能力の差を見せつけられ、びびって排除しなきゃと協力し合うというのは、よくあるパターンだけれど、あくまでミュータントたちが主人公ですから。

当然ながら、特殊能力の映像表現はすばらしいです。 自分もどれか一つでも能力をもっていたらと思うけれど、へんな外見はやっぱり勘弁してほしいとは思います。 前作のウルヴァリン(カメオ出演しています^^)も良かったけれど、こちらもかなりよいです。 辻褄の合わないところもたくさんあることも含めて(笑)、お好きなかたはぜひぜひ。

ミュータントくらい変わったあなたともつきあえるほど変態な僕 (天国ななお)
# by momomiyam | 2011-07-14 17:33 | 映画

アウェイク



(C) 2007 AWAKE HOLDINGS LLC. All Rights Reserved

「アウェイク」という映画を観てきました、原題もそのまま「AWAKE」です。 実は2007年制作の映画です、でも特に時代性は関係ないのでだいじょうぶ。

あらすじは、
富豪の青年クレイトン(ヘイデン・クリステンセン)は何不自由なく暮らしていたが、心臓疾患を抱え移植手術が必要だった。ある日、ドナーの見つかった彼は愛する秘書サム(ジェシカ・アルバ)と2人だけで結婚式を挙げ、満ち足りた気分で手術室へ向かう。しかし、全身麻酔から意識が目覚める“術中覚醒”に陥り、手術の激痛を味わうとともに驚くべき事実を知ってしまう。(シネマトゥデイ)

映画 アウェイク[AWAKE]公式サイト
http://awake-movie.jp/

何も知らない状況で観たほうがよい映画です、できれば予告編も見ないほうがよいかも。 なるべく当たり障りのないことを書きますが、どう書いてもネタバレになるので、観ようと思っている人はご容赦ください。

映画の冒頭で、術中覚醒、Anesthesia Awareness / アネセシア・アウェアネスということの説明テロップが入ります。 映画の予告編でも説明があるし(予告編で重要なネタバレがあるのがつらいところですが(笑))、そのことは知っておいたほうが話はわかりやすいです。

全身麻酔をされて身体はまったく動かないのに、意識だけは眠らずに覚醒しているケースが、年間約2100万件の麻酔のうち、約3万件あるといいます。 わお、多いじゃんと思うけれど、0.14% は、やはりかなりレアケースなのでしょう。 それでも、ネットで検索すると体験談を書いている人もいて、現実でもかなり苦しい状況のようです。

とてもわかりやすいお話しだし、伏線もたくさんあって驚きの展開も十分に楽しめる映画でした。 それでもどうしても幾つかは無理な展開があったのが、残念なところで、ちょっとそこだけは触れておきたい(笑)。

観た人向けにわからないように書きますが、ネタバレしますよー、ご注意を。

ビジネス界の有名人なのにマスコミが誰もいないなんて。 あんなに少ない人数で簡単な施設で心臓移植をするとは思っていませんでした。 名前を騙っていたから結婚も偽名だったってことなんだろうけれど、それって有効なの? みんなそんな理由であんな大それた犯罪をおかすのですね。 脳死とか心臓以外の大きな損傷でなければ提供できないと思ったからピストルで頭でも打ち抜くのかと思ったのだけど、薬の飲みすぎのショック死的なものはすぐだったら本人を生き返らせてあげるのが普通かと(でも、しばらく止まっていたら脳に血液がいかないからどこかで脳死が確定できるのかしら)。

とかとかいろいろ(笑)。 でも、悪そうに見えている人たちが実は良い人だったりとか、そのへんはとてもお上手でした。 ヘイデン・クリステンセンさんとジェシカ・アルバさんのいちゃいちゃ具合もよかったです。

主人公が術中覚醒に気がつく過程で、痛みを忘れるためにいろいろ努力するところは、とても痛々しかったのだけど、まるで、一人エッチで(笑)エロ本のヌード写真とかめくっていて、いい気持ちになっていきそうだと思ったら、間違えてほかの事件のページとかめくっちゃう感じで(おいおい)、かわいい彼女のことを妄想して痛みに耐えようとするのに、違うこと考えちゃうのとかおかしかったです。

そんな始まりのパニック具合はよかったのに、心臓を取り出すときに痛みのピークの表現を持ってこなかったのが、ちょっと残念だったかも。 もしかすると痛みって慣れるものだから、ということと、幽体離脱の表現になっていたからそのあたりは逆に端折ったのかもしれませんね。

いろいろ書きましたけれど、全体ではかなり面白い映画でした。 豪華俳優さんたちの演技はよかったし、後半のこれからどうなっちゃうんだろうという流れと、精神世界でだんだん暗闇になっていくなかで、ぽっと明かりがともるのとか、嘘の多い展開の中で母親の愛は本物だったというおさまりはよかったです。 途中からそのことに気がついてしまうと、いくらなんでもそれは無茶でしょうと、とてもどきどきしました。

医療系の映画でありサスペンス映画でもあり、その手が好きなかたは、よろしければー。

母親は子供のことを一番に考えている生き物なんです (天国ななお)
# by momomiyam | 2011-06-03 13:00 | 映画

ブラック・スワン



(C) 2010 Twentieth Century Fox.

「ブラック・スワン」という映画を観てきました、原題もそのまま「BLACK SWAN」です。

あらすじは、
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。(シネマトゥデイ)

映画『ブラック・スワン』公式サイト
http://movies2.foxjapan.com/blackswan/

ネタバレしそうです、これから観る方はご注意ください。

初めから最上級に苦手な映画だとわかっていたのだけど、ホラーっぽいと聞いたのでなんとかなるかもと、意を決して観に行ったのでした。 あれで、リアルな話にされていたら、途中退出はしないけれど、おろおろし続けたことでしょう(笑)。

お話は、あらすじ通りで、難しいことは一つもありません。 では、映像美で見せる映画かというと、確かに美しいのだけれども特出したものでもなくて、やはり、ナタリー・ポートマンさんを始めとする役者さんの映画なのだと思います。

前半はカメラが固定されず、どちらかというと不安定で、その揺れ具合が私には今ひとつでしたが、ドキュメンタリー風と、彼女の不安定な心を表すことには役立っていたかもしれません。

その、ナタリー・ポートマンさんのダンスは素晴らしかったです。 さすがに脚捌きは難しいせいか、上半身のカットが多くなってしまうのはしかたがないけれど、その上半身は完璧だったと思います、ベテランコーチと向かい合わせで手をひらひらさせている練習シーンが印象的。 もちろんそのおかげで綺麗な顔はちゃんとわかるし、その不安な苦悩の表情をこれでもかというくらい脳裏に焼きつけさせてくれます。 

正直、そんな弱い精神力でバレエなんてできるのか、ということを思ってしまい、それとあの表情で、かなり引いてしまいました、居心地が悪い感じ。

役者さんの映画だといいましたが、ニナ本人はもちろんのこと、ニナのお母さん、芸術監督、ライバル、元花形バレリーナ、などなどのみなさんが、もう絵に描いたような性格というか役柄で、このあたりの王道を外さないところはさすがでした。 逆に安心していられる(笑)。

彼女はそんな周りに対し、自分に足りないものを求め、また嫌っていく。 そしてますます負荷になっていく。 それが当初から爪に爪あとに象徴されていました、稽古中に照明が消えてまた点くときに爪を噛んでいたりとか、細かい描写もたくさん。 さらにかならず血が絡むので肉体的な痛さも伝わってきます。 

開演に向かって、ニナの精神崩壊が加速しはじめると、ほんとにホラーのようになってきます、現実と幻影が重なって、どこまでがホントかわからない。 そしてずっと苦悩な表情だったのがこのためだったんじゃないか、というくらいな笑顔をみせるのでした。 本番のあわただしさの中で彼女はさらに変化し、それを過剰かと思う映像でも表してフィナーレをむかえます(デーモン小暮閣下メイクもいかしてます(笑))。

足りないと言われていたもの、嫌っていたもの、実はそれは全て自分の内にあって、最後には手に入れ完璧になれるけど、果たしてそれは……。 ということで、そんな熱演を、よかったらぜひ。

始めからきれいなアヒルの子は最後みにくいスワンになるのでした (天国ななお)
# by momomiyam | 2011-05-24 17:59 | 映画

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団



(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」という映画を観てきました、原題はちょっと違っていて「SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD」です。 元カレは「ex boyirlfriend」略して「ex」と言ったりするそうです、本編でもそう言ってました。

ラモーナの邪悪な元カレたちは「Ramona's evil exes」。 ボーイフレンドと恋人という言い換えをしていたように思うのだけれど、英語は苦手なのでよくわかりませんでした。 オリジナルはカナダの人気コミックで、会話も洒落ているようなのだけれどもやはり英語の壁が立ちはだかります。 でも、字幕がなかなか妙訳でわかりやすいので、私でも十分に楽しめました。 またそれ以上に、ビデオゲームの要素が強いのでそのネタを知っていると知らないでは大きく違うけど、それも知らなくても大丈夫な作りになっているのは親切っ。

あらすじは、
売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリム(マイケル・セラ)はゲームやデートに明け暮れていたが、不思議な魅力を持つ女の子ラモーナ(メア リー・エリザベス・ウィンステッド)に出会い、恋に落ちる。しかし彼女には邪悪な元カレが7人もいて、全員を倒さなければ付き合うことができないという。 大好きな彼女のため、スコットは次々に現れる元カレたちと対決することになり……。(シネマトゥデイ)

映画『スコット・ピルグリム VS . 邪悪な元カレ軍団』公式サイト
http://www.scottpilgrimthemovie.jp/index.html

コミックのように擬音がテキストで流れたり、画面がコマ割りされていたり、キャラクターの名前やスペックが画面に表示されたり、場面転換も変わっていてかなりクール(笑)。

唐突に現れる元カレたちと対戦するときは、バトルゲームのような展開へ突入してしまうのも可笑しい。 でも外見とはうらはらに、ピルグリムは愛のためか想像以上に強いしテクニシャンなのでした。

そんな単純なコメディかと思いきや、いまどきの若者の(笑)恋愛感情を扱っているし、音楽やバンドやパーティやお酒やゲイだったり、いまどきの若者の生活も表現しているところが、面白いです。 元カレで話を展開しているけれど、それ以外の登場人物たちそれぞれの立場での考え方が明確で揺るぎがないし、それでいて主人公の女の子への気持ちの変化は伝わってきてちょっとキュンとします。

主人公のバンド Sex Bob-Omb (Bob-Ombは爆弾のキャラクタですね)の演奏は本当に本人たちがやっているようにリアルに見えます、かなり練習をしたのではないでしょうか、サウンドトラックが欲しくなりました。 主人公の元カノなドラムスのキムさんが健気で、頭を BANG して倒れるのがかわいい、大好き。

アクションもほとんどスタント無しにやっているように見えるし、それらの重要な二つの要素がきっちり作られているから、観ていて不安がなくってその世界観に入り込めるのだと思います。

主人公のゲイなルームメイトさんが、とっても良い味を出してます、関連ギャグもとても面白い。 彼女のラモーナは誰かに似てると思ったけどここでは言わない(笑)、元カレの中に双子の日本人の斉藤慶太、斉藤祥太さんたちが出演しているのを知らなくて驚きました。

そのほか出演者がみんないろんな映画に出ているキャラ立ちの人たちで、そのあたりもすごく豪華で楽しいです、女子高生のカンフーというかアクションもさすがでした。 そういえば大人というかお年寄りは一人も出てきてないんじゃないかしら。

最後はハッピーエンドなのもよいですね。 好き嫌いが別れる映画かもしれませんが、私は大好きです。 能天気なアメリカ映画がお好きなかたは、よかったらぜひぜひ。

世間から邪悪とまでも言われたら元カレとして死んでもいいよ (天国ななお)
# by momomiyam | 2011-05-17 17:57 | 映画

ブルーバレンタイン



(C) 2010 HAMILTON FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

「ブルーバレンタイン」という映画を観てきました、現代もそのまま「BLUE VALENTINE」です。

あらすじは、
結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。(シネマトゥデイ)

映画『ブルーバレンタイン』公式サイト
http://www.b-valentine.com/

ネタばれするかもしれません、これから観ようと思っている方はご容赦ください。
サスペンスかホラーじゃないかという雰囲気で映画は始まりますが、私の苦手な恋愛映画です。 普通なら観ないジャンルの映画も、これは観ておかなくちゃいけないと思い(笑)、がんばりました。

結婚してかわいい子供のいる夫婦のお話です、現実の離婚の一番の理由は性格の不一致だそうですが、気持の不一致というかまさにそんな映画です。

子供の躾や生活や勉強を考える妻に対して、遊びや楽しさを優先させてしまう夫の図は、世の中にあることだけれど、男がちゃんと働いていない、それでいて専業主夫でもない、美味しいとこ取りなところを、大抵な女性は我慢できないと思う。 それは傍から見ていれば男性でもわかる。

そんな状況で、犬が亡くなってしまったことをきっかけに、それだけではなくそれまでの鬱積がだんだんと染み出してくる。 ショックを受けているシンディに、ゲージをちゃんと閉めていなかったお前のせいだと言ってしまうディーン。 それを言っては駄目だと思うけれど、どうしようもなさが言わせてしまうのもわかる。

そんな現在の日常と、過去の結婚にいたる経緯をオーバーラップさせることで、私の持論でもある(笑)、恋愛は情熱で結婚は愛情がエネルギーだということ、とてもよくわからせてくれるのです。

出会った直後の二人は本当に楽しそう、特に彼の天真爛漫さや無垢ところがかわいい(それが結婚後、嫌なところになってくるのだけれど)、同じ役者さんが演じているのに確かに若さがあふれています。 そこから、二人の家庭のことや子供のことなどの伏線がだんだんとわかってくる作り方はとてもお上手で、台詞もまさにドキュメンタリーのよう。

恋愛は情熱と言いました。 結婚することで情熱がだんだんと愛情に変化していって夫婦になっていくのだと思います。 お互いがうまく愛情に変化させられればよいのだけれど、これがなかなか難しい。

ディーンはシンディに対してうまく情熱を愛情に変化できなかった気がします、情熱のまま動いてしまうから、ラブホテルだったり、周りのことを考えずに彼女の職場まで殴りこんでしまう。 子供に対しても愛情というよりはやっぱり情熱なのかも。

逆に女性は子供を産むことで母になり、情熱をスムーズに愛情に変えられやすい。 でもシンディのちょっと違うところは、ディーンに、夢は無いの? やりたいことは無いの? と訊くところ。 お金のことだけでもない、いいお父さんになってほしいだけではないのが、さらに二人の関係を複雑にしてしまったのでしょうね。

どちらが悪いとかいう話ではないのだけれども、この場合はディーンに分が悪い。 私は彼とは違うけれど、いくつか近いところもあって、それはやっぱり奥さんの人には許せないようです(笑)。

正直、エンディングはもう少し顛末を伝えてもよかったと思いますが、それは男女や、人それぞれの感じ方にに委ねるということなのでしょう。 最後まで子はかすがいなのだけれど、それすらももう修復できない関係になっているのが悲しい。 花火の中を背中を見せて歩く、そこからつながるエンディングクレジットはとても素敵でした、やられたーという感じ。

恋人同士で観るよりも、やっぱり夫婦で観る映画なのだと思います。 もちろん一人でも楽しめる考えさせられる映画です。 よかったらぜひぜひ。

大人でも子供でいたい僕なのに母にはなってくれないのですね (天国ななお)
# by momomiyam | 2011-05-12 17:53 | 映画